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2023シーズンに30周年を迎えるJリーグでは、これまで世界的なスター選手や素晴らしい素質を持った外国籍選手たちが活躍してきた。その中でも、とくにインパクトを残した人物は誰なのか。今回は、清水エスパルスの歴代最強外国籍選手を5人紹介する。
シジマール(ブラジル)
生年月日:1962年6月13日
在籍期間:1993年〜1994年、1995年
J1通算成績:61試合出場/72失点
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ブラジル時代の元チームメイトにして恩師のエメルソン・レオン監督に請われGKコーチとして1993年に来日。ところが、一度は現役を退いた身だったシジマールはJリーグ開幕初年度の清水エスパルスで選手として復帰することになる。
すると1stステージの18試合で25失点していたチームは、2ndステージで9失点と大きく生まれ変わる。シジマールは長い手足を生かして際どいシュートもことごとく弾き出した。731分間連続無失点は今でもJ1リーグ戦の最長無失点記録になっている。
PK時に両腕を広げる独特の動きでゴールマウスに立ちはだかった姿から「クモ男」と呼ばれるようになり、一大ブームも巻き起こす。しかし、1994年途中に監督交代とジャウミーニャの加入があって出場機会が減り、同年10月に一度は清水を去る。
それでも1995年にGKコーチ兼任で清水に復帰しリーグ戦14試合に出場した。現役引退後は柏レイソルやヴィッセル神戸などでGKコーチを務め、2017年からは藤枝MYFCに赴く。するとGKに負傷者が出て同年3月末に選手登録された。公式戦出場はなかったが、22年ぶりに“現役復帰”を果たして話題を呼んだ。
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