【写真:Getty Images】
オランダ1部のユトレヒトは24日、今季エールディビジの打ち切りにより来季ヨーロッパリーグ(EL)出場権を得られないという決定を不服とし、法的措置も辞さない姿勢を表明した。
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新型コロナウイルス感染拡大の影響により中断が続いていた2019/20シーズンのエールディビジは、24日に打ち切りの決定を正式発表。優勝チームは無し、2部リーグとの間での昇格・降格も無しとするなどの決定が下された。
来季チャンピオンズリーグ(CL)およびELの出場チームについては、欧州サッカー連盟(UEFA)のガイドラインに基づいて中断時点での順位で決定されるとのこと。ELには3位のフェイエノールトが本戦から、4位のPSVと5位のウィレムIIが予選から出場することになる。
だがユトレヒトはこの決定に納得していない。オランダに与えられたELグループステージからの出場権1枠は、本来はリーグ順位ではなく国内カップ戦の優勝チームに与えられるはずのものだった。その決勝にはフェイエノールトとユトレヒトが進んでいたが、リーグ打ち切りと合わせて中止が決定された。
「わずか1試合が中止になっただけのカップ戦が、来季の欧州チケット決定の上で全く考慮されなかったことは受け入れられない」とユトレヒトは表明。本来であれば決勝での対戦を予定していたフェイエノールトと同等にELグループステージ出場権を得られる権利があるはずだったと主張している。
またリーグ順位に関しても、ユトレヒトはウィレムIIと3ポイント差での6位。1試合多く未消化試合を残しており、得失点差ではウィレムIIを大きく上回っているため、試合数が揃えば5位となっている可能性もあった。これらの状況にもかかわらずEL出場権が与えられない決定は不当であるとして、法廷やUEFAに訴えることも辞さないと述べている。
【了】