【写真:Getty Images】
中国サッカー協会が各クラブに対し、選手とコーチングスタッフの給与を30%以上減給する提案をした。22日に中国紙『人民日報』が報じている。
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新型コロナウイルスの発生源となった中国では、感染拡大を防ぐために2月22日に開幕予定だった中国スーパーリーグの2020シーズンを延期している。現時点で延期後の日程は決まっておらず、試合を開催できないことで収入減のクラブは深刻な経済的打撃を受けていた。
過去に欧州リーグからスター選手を獲得するために“爆買い”を行なった中国。選手には高額な年俸を支払っており、その固定費は困難な状況にあるクラブを苦しめている。
同紙によると、4月9日に行われたビデオ会議では、選手とコーチングスタッフの給与をカットする方向で認識が一致したという。ただし、一律の割合で減給するか、それとも選手の給与レベルに合わせて減給の度合いを調整するかで意見が分かれたとのこと。そして、中国サッカー協会が意見をまとめ、課税など複雑な要素を考慮し、30%以上の減給を選手やコーチングスタッフに求めていくという方針に決定したようだ。なお、比較的低い年俸の選手とスタッフは対象外となっている。
現時点で実施することが決定したわけではなく、この提案を各クラブに追知して意見を求めている段階だという。そして、同意を得られた段階で国際サッカー連盟(FIFA)およびその他の関連部門に報告するとのこと。
【了】