欧州サッカー連盟（UEFA）のアレクサンデル・チェフェリン会長は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により全面的な中断が続いている欧州サッカーの正常化に自信を示した。伊紙『コッリエレ・デッラ・セーラ』が20日付でインタビューを伝えている。

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　ベラルーシを除く全ての国の国内リーグやチャンピオンズリーグ（CL）、ヨーロッパリーグ（EL）がことごとく無期限延期された欧州。各国では徐々に再開に向けた日程の見通しも伝えられているが、依然として不透明な状況は続いている。

「リーグ戦やカップ戦を再開し、最後まで開催できる選択肢はあると思う」とチェフェリン会長は楽観的な見方を強調。再開直後は当然ながら無観客試合となることが見込まれるが、「最も大事なのは試合があることだ。テレビでの観戦だけだとしても、この厳しい時期に、人々に喜びやある種の正常化の感覚を届けることができるだろう」と述べた。

　無観客開催の期間は長引くのではないかという予想もあるが、「期間限定の方策になるだろう」とチェフェリン会長。「そのうち普段どおりに戻る。また満員のスタジアムを見ることができると確信している」と主張した。

　まずは各国リーグが再開され、CLとELは8月に集中開催されるのではないかという報道もある。だがチェフェリン会長は「いつ再開するか次第だ。早いうちに再開できるのであれば、国内リーグと欧州カップは並行して行えるかもしれない」と述べている。

　CLやELも含め、再開後の2019/20シーズンの終了に「具体的なデッドラインはない。全ては再開の時期次第だ」と主張。だが9月や10月頃まで今季の試合が行われる可能性については「2020/21シーズンの日程に大きな影響が出るだろう」と、事実上8月が今季終了の期限であることを示唆している。

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