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プレミアリーグのビッグクラブのひとつが困窮か。「週12億円を失う」と英紙

text by 編集部 photo by Getty Images

プレミアリーグ
【写真:Getty Images】

 新型コロナウイルスの影響により試合が行われない状況の中、イングランド・プレミアリーグのビッグクラブのひとつが非常に厳しい経営状態に陥っているという。英紙『ミラー』が19日付で独占情報として伝えた。

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 ウイルスの感染拡大によりプレミアリーグでも3月半ば以降全ての試合が延期。各クラブは試合開催により得られたはずの放映権料やチケット料金、スポンサー料などの収入源を絶たれた状況にある。

 英紙によれば、あるビッグクラブは特に厳しい状況にあるとのこと。試合が行われなくとも人件費や各種の経費は発生し、「週900万ポンド(約12億円)を失っている」という。銀行から1億ポンド(約134億円)のローン融資を受けなければならない可能性もあるとされている。

 各クラブでは特に大きな支出のひとつである選手給与のカットに向けた交渉も行っているが、交渉は難航。アーセナルやチェルシーは合意間近だと報じられるものの、現時点では他国のように合意を発表したクラブはなく、サウサンプトンとウェスト・ハムが給与支払い延期の合意を発表するにとどまっている。

 窮地に陥っているというクラブの具体名は明らかにされていないものの、ある程度はどのクラブも苦境に置かれていると考えられる。今季のリーグ戦が再開されなければ状況はさらに深刻なものとなるかもしれない。

【了】

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