新型コロナウイルスの影響で活動停止中のドルトムントがスーパーマーケット『Rewe』と期間限定の協力関係を築いた。17日に独紙『シュポルトワン』が報じている。

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　ドイツ国内でも新型コロナウイルスの感染者が発生したことで、感染拡大を防ぐためにブンデスリーガが無期限延期となった。15日にはドイツ政府が大規模イベントの禁止を8月31日まで継続すると発表している。サッカーの無観客試合は含まれないと考えられているが、現時点で再開の目処は立っていない。

　外出も規制される中、食料品などの需要は増加しておりスーパーマーケット『Rewe』で人手が足りない状況となっていた。同紙によると、新型コロナウイルスが収束するまでの間、ドルトムントの一部の従業員（20人以上）がスーパーマーケット『Rewe』へ派遣され人的支援を行うことになったという。

　スーパーマーケット『Rewe』にとっては人手不足が解消され、ドルトムントの従業員にとっては収入面の不安が解消されることになる。新型コロナウイルスが収束した後、派遣された従業員はドルトムントに復帰する予定だ。スーパーマーケット『Rewe』はケルンに拠点を置くドイツで第2位の食料品製造販売会社でケルンのメインスポンサーでもあるが、困難な状況を乗り切るため期間限定で協力関係を築くことになった。

【了】