新型コロナウイルスの影響で中断が続いているサッカーを再開させるにあたり、選手たちがマスクを着用して試合を行うこともひとつの可能性かもしれない。ベルギーのウイルス学者マーク・ヴァン・ランスト氏が『ル・ソワール』紙に語った。

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　ウイルス感染拡大の影響により、ごく一部を除いて世界中でサッカーの国内リーグや国際大会が軒並み延期。再開が可能になったとしても、無観客試合などを含めた万全の感染予防対策を取った上で試合を行う形となることが見込まれる。

　ピッチ上の選手たちがマスクを着用してプレーすることもそのひとつかもしれない。「私としては検討すべき案のひとつだと思う。それにより、ここベルギーでもサッカーの再開が可能になるだろう」とベルギーサッカー連盟の顧問も務めるウイルス学者は語る。

「もちろん手術用のマスクなどではない。それは全く適さない。だがアメフトや自転車競技の選手が使うような大気汚染対策用のマスクが売られている。それなら快適にプレーできる」とヴァン・ランスト氏は続けている。

　ベルギーリーグは、中断されている今季リーグの打ち切り合意を最初に発表した欧州主要リーグとなった。だが欧州サッカー連盟（UEFA）の反発などを受け、正式決定は先送りされている。

【了】