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Jリーグ、新たな大会方式変更を発表。リーグ成立条件「75%開催」などを明言

text by 編集部 photo by Getty Images

Jリーグ
【写真:Getty Images】

 Jリーグは15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中断が続いている2020明治安田生命Jリーグの大会方式についての変更が同日の臨時理事会において決定されたとして発表を行った。

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 2月にJ1、J2の開幕節などが行われたあと全ての公式戦が延期され、その後も中断期間の延期が続いているJリーグ。先月19日には各カテゴリ間で「昇格あり」「降格なし」とする方式変更がすでに発表されていたが、そこに新たな条件等が追加された形となる。

 J2からJ1、J3からJ2にはそれぞれリーグ戦の上位2クラブが自動昇格となるが、昇格先のカテゴリーのクラブライセンス交付を受けていないクラブがリーグ戦上位2クラブに入った場合には3位以下の繰り上がり昇格は行われない。すでに決定されていたこの条件に加え、J2からJ1への参入プレーオフは開催されないことが改めて明言された。

 加えて、上記の昇格については各カテゴリーで「基準試合数」以上の試合が開催された場合のみ適用となることが新たに規定された。全試合数の75%以上を開催かつ全クラブがホーム、アウェイを問わず50%以上の試合を開催した場合に「基準試合数」を満たしたことになる。ただし、不測の事態が発生した場合には理事会にて決定されるとのことだ。

 各カテゴリーにおいて「基準試合数」が満たされなかった場合、大会は成立しなかったものとみなされる。この場合は昇格が行われないだけでなく順位決定自体が行われず、順位による賞金の支払いや各種表彰も行われない。大会が成立しなかった場合、行われた試合の公式記録は参考データとなるが、選手個人の試合数や得点数などは個人記録として実績に算入すると規定されている。

 リーグ再開時期が依然として不透明であり、大会成立の基準となる試合数を満たせない状況となる懸念も生じる中、そういった事態への対応が明文化された形となった。なお、理念強化配分金の考え方や、消化試合数がクラブにより異なる場合の順位決定方法など、その他の未決定事項は今後引き続き検討を行うとされている。

【了】

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