【写真:Getty Images】
35歳となった現在も、日本のヴィッセル神戸で世界トップクラスの技術を披露してファンを楽しませ続けているMFアンドレス・イニエスタ。バルセロナでデビューを飾ったあと、リーグ戦初ゴールを挙げたのは約16年前の2004年4月10日のことだった。
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下部組織から昇格し、本格的にトップチームの一員としてプレーを開始させた2003/04シーズン。その終盤戦を迎えた第32節、アウェイでのバジャドリー戦はイニエスタにとって忘れられない一戦だろう。
バルサはハビエル・サビオラとロナウジーニョのゴールで前半に2点を先行しながらも、53分にはロナウジーニョの退場で数的不利に陥った。その後バジャドリーに1点を返され、雲行きが怪しくなってきた状況で、イニエスタは79分からの交代で投入された。
すると85分、シャビ・エルナンデスからの縦パスを受けたルイス・エンリケがややファーストタッチを誤りながらもディフェンスラインの裏に通したボールにイニエスタが反応。左足のダイレクトシュートで落ち着いてGKの左を抜き、バルサの逃げ切り勝利を決定づけた。
この年のバルサは結局リーガ優勝には届かなかったが、その後のイニエスタの飛躍は周知の通り。バルサやスペイン代表に数々の栄光をもたらし、サッカー史に名を残すレジェンドの一人となった。