【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペは、新型コロナウイルスによる状況の急変がなければ今年夏にレアル・マドリードへ移籍することが確実な状態だったという。元フランス代表のジェローム・ロタン氏が『ラジオ・モンテカルロ』に語ったとして各国メディアが伝えている。
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PSGの若きエースとして活躍を続けるムバッペは、今季もリーグアン得点ランキング首位タイに立つ18得点を含めた公式戦30得点を記録。他のビッグクラブからの関心の噂も絶えず、特にマドリーへの移籍の可能性はたびたび報じられている。
自身も現役時代にPSGで活躍したロタン氏は、「キリアン・ムバッペのレアル・マドリード移籍はほぼ完了していた。クラブ周辺の情報源から知ったことだ」とコメント。だが新型コロナウイルスの影響により「移籍が延期されたことは間違いない」と語っている。
ウイルス感染拡大により各国リーグは中断され、収入源を絶たれたクラブは選手の給与カットなどに向けた交渉も行っている状況。今年の夏には多額の移籍金が発生するような大型移籍の成立は難しくなると予想する見方が強い。
だが今年の夏ではなくとも、遅かれ早かれムバッペはマドリーに加入するとロタン氏は予想している。「ムバッペがPSGとの契約を延長することはあり得ない。PSGは今年の夏にも彼を手放すことに同意していた。時間の問題でしかない」と同氏は述べた。
2017年夏にモナコからのレンタルでPSGに加入し、翌年完全移籍したムバッペは、PSGと2022年までの契約を交わしている。契約が延長されなければ、残り期間が1年となる来年夏には移籍の可能性が大きく高まることが予想される。
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