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Jリーグの無観客試合や人数制限も視野。専門家は「ありきではない」と強調

text by 編集部 photo by Getty Images

Jリーグ
【写真:Getty Images】

 3日にNPBとJリーグ合同による「新型コロナウイルス対策連絡会議」が行われた。その後、Jリーグの村井満チェアマンが記者会見に臨んでいる。また、専門家チームの3名も今後の見通しについて触れた。

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 新型コロナウイルスの影響を考慮し、2月25日にJリーグは3月15日までのJリーグ公式戦を延期することを発表。さらに3月12日には中断期間を3月中まで延ばすことを決めた。そして1日、J3は4月25日、J2は5月2日、J1は5月9日から再開を目指すことを明かしている。しかし、今回の会議で4月中の再開は難しいとの見解が示された。

 5月末を想定していることも明かされたが、その場合は入場者を減らす、密度を下げる取り組みが必要になるとの考えもある。専門家チームの三鴨氏は「我々だけでなく、すでにNPBとJリーグで常にそう言ったこともお考えにあると聞いています。これについては3密を避けるとか、完全がゼロになることはしばらくありえないので、あるいは物的な準備が完全になったことで3密を避けるとか、国民がしっかり健康管理をしたうえで、無観客試合や人数制限も視野にあると思いますし、我々もその認識でいます」とし、無観客試合も視野にあることを明かした。

 専門家チームの賀来氏は「無観客ありきではないが、今の段階で最初から人数制限をして入っていただいても、専門家の間、コミッショナーやチェアマンも同じ見解だが、スタジアムまでの公共交通機関や導線も含めてかなり慎重に検討しなければならない。当然密集して、声を出せば感染のリスクは高まる。やるにしてもリスクを下げていく、スタジアム内、そこまでの導線でのリスクを下げていく、いくつかのパターンをシミュレーションしてもらいたいと伝えている」とし、無観客試合ありきでないことを強調している。

【了】

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