【写真:Getty Images】
スペイン1部のセルタに所属するデンマーク代表FWピオーネ・シストは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により移動制限の敷かれたスペインを陸路で脱出して母国へ帰国したようだ。スペイン紙『マルカ』『アス』などが伝えている。
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ウイルスが猛威を奮い、感染者数や死亡者数が急増しているスペインでは、政府が非常事態宣言を4月11日まで延長することを決定。移動制限措置も強化されることになった。
ビゴで自主隔離生活を過ごしていたシストは、デンマークへの帰国が今後さらに困難となることを見越し、クラブに無断でスペインを脱出することを決断。飛行機での移動は禁じられているため、スペイン北西部からデンマークまで約3000kmの距離を車で26時間かけて移動したという。
クラブがシストから連絡を受けたのは、同選手がデンマークに到着してからだったとのこと。クラブはこの件に関して「内部的に対応する」とコメントしているが、スペイン『コペ』はセルタ首脳陣がシストへの厳重処分を要求していると伝えた。
『アス』は、事態が正常化してもシストがセルタに復帰するのは難しくなると予想。昨年夏にも放出が検討されていたこともあり、今年夏以降の去就も不確定になるとの見通しを示している。
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