【写真:Getty Images】
ウェスト・ハムに所属する31歳のイタリア代表DFアンジェロ・オグボンナが、英国がイタリアのことを他人事のように考えていたとの見解を示した。28日に伊メディア『フットボールイタリア』が報じている。
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新型コロナウイルスの感染者数は最初にイタリアで急増し、その後にスペインやフランスなどでも拡大。イングランドでも感染者数が増えたことで、プレミアリーグが4月30日まで中断されることになった。当初は一斉休校措置を取らなかった英国も外出禁止例を出す事態に。英国のボリス・ジョンソン首相も自らが新型コロナウイルスに感染したことを明かしている。
今でこそ、英国も緊急事態に陥っているが、当初はそれほど危機感がなかったようだ。オグボンナは「当初の英国は懐疑的であり、緊急事態は表面的に対処されただけだった。EU離脱後だったため、経済的に国を保護しようとする意図もあったと思う。彼らは非常に深刻な地球規模の問題を過小評価していた。最初、彼らは僕たちイタリア人を笑っていたよ。彼らは僕たちが問題を誇張し、驚かせているだけだと考えていたんだ。僕はロンドンに住んでいるので、すぐにイタリアの家族のことを心配したよ」と語り、最初はイタリアの現状について理解されなかったことを明かしている。
そして、イタリアの病院で懸命に働く医者に対して「感染者の世話をしてくれているイタリアの医師に感謝したい。彼らは毎日リスクを負っている」と、感謝の気持ちを示している。なお、ウェスト・ハムの選手8人が新型コロナウイルスに感染した疑いがあることを、同クラブのカレン・ブレイディ副会長が明かしている。
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