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イタリア連盟会長、セリエAの7月終了目指す「来季後にEUROがあるので…」

text by 編集部 photo by Getty Images

ガブリエレ・グラビーナ
【写真:Getty Images】

 イタリアサッカー協会(FIGC)のガブリエレ・グラヴィナ会長は、中断されているセリエAの2019/20シーズンを可能なら7月頃までに終了させたいという考えを示した。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『トゥットスポルト』などが伝えている。

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 新型コロナウイルス感染拡大の影響により全試合が中断されているセリエAは、欧州各国リーグなどと同じく依然として再開時期が不透明。中断時点で未消化だった今季の残り試合を全て終えられるかどうかも危ぶまれる状況となっている。

 グラヴィナ会長は「2019/20シーズンを守りたいが、2020/21シーズンも危険に晒すわけにはいかない」とコメント。今夏に予定されていたEURO2020が来年夏へ延期されたため、「来季の終了には明確なデッドラインがある。8月半ば以降に開幕するわけにはいかない。今季を7月半ば以降まで続けるのは難しくなる」とイタリア『ラジオ・スポルティーバ』に語った。

 今季で各クラブとの契約が満了する選手の契約期間は6月30日までとなっているため、7月までリーグ戦を延長するには何らかの対策が必要となる。「FIFA(国際サッカー連盟)と連絡を取り合っている。7月30日まで伸ばすことができれば理想的だ」とグラヴィナ会長はイタリア『スカイ』に話している。

 だがもし今季の残り試合の消化が不可能になったとしても、優勝チーム「無し」とはせず、いずれかのチームの優勝を認定することが見込まれるようだ。「プレーできなかったとしてもピッチ上で達成されたスポーツ競技の価値を守りたい。どのクラブにスクデットを与えるかは話し合っているところだ」と会長は述べている

【了】

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