【写真:Getty Images】
昏睡状態にあったアヤックスの22歳MFアブドゥルハーク・ヌーリが、眉をあげるなどしてコミュニケーションを取れる状態になったと、同選手の家族が答えている。26日に英紙『メトロ』が報じた。
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事件が起きたのは2017年7月8日、ブレーメンとの練習試合中に不整脈を発症して心臓発作により突然ピッチに倒れた。ヘリコプターで緊急搬送され、集中治療室で治療を受けた後に危険な状態を脱し病棟で入院している。ただ、脳に酸素が行き渡らない時間が長かったことで重度の損傷を負い昏睡状態に陥っていた。
同紙によると、2018年夏に昏睡状態から目覚めたという。寝たきりの状態であり家族の介護が必要な状況ではあるが、現在はアブドゥルハーク・ヌーリのために設計された家で過ごしているとのこと。兄弟のアブデラヒム・ムーリ氏は「彼は自分がどこにいるかを認識している。彼は家族と馴染みのある環境に戻ってきたんだ。もう昏睡状態ではない。彼はただ起きて、寝て、くしゃみをして、食べて、げっぷをしている。ベッドから起き上がるわけではなく寝たきりで私たちにとても依存している。彼の具合が良い日には、眉毛による確認や笑顔などのコミュニケーションを取っている」と語り、自宅のリビングで一緒にサッカー観戦していることも明かしている。
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