【写真:Kaz Photography】
今年夏に開催が予定されていた2020年東京五輪は、新型コロナウイルスの影響により来年夏頃まで開催延期となることが決まった。オーバーエイジ枠での五輪出場を目指していた本田圭佑も、その夢の実現まで1年長く待つことを余儀なくされる。
【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】
2018年ワールドカップを最後に日本代表から引退して以来、本田は東京五輪出場と金メダル獲得を目指すことを夢として公言してきた。昨年11月にオランダのフィテッセに加入したのも、今年1月にブラジルのボタフォゴに加入したのも、五輪出場に向けプレーできる環境を得ることが目的のひとつだったとみられる。
本田はボタフォゴと今年末までの契約を交わしているが、ブラジル『ランス』によれば、夏以降には双方の合意があれば契約を解消できる条項も設定されているという。夏の五輪出場こそが大きなターゲットであることを示すかのような条項の存在については、本田自身も入団会見で認めていたことが伝えられている。
だが大会延期により、本田が五輪出場を目指すのであれば来年夏までコンディションを整え活躍を続けることが必要となる。今年6月で34歳、来年6月で35歳となる選手にとって、ハードルはより高くなるかもしれない。
それでも本田自身は、五輪延期の知らせを冷静に受け止めているようだ。「彼はこのことについて非常に落ち着いている。今は健康面に集中しており、ボタフォゴには非常に満足している」と、本田のボタフォゴ加入に携わった代理人のマルコス・レイチ氏は本田の現状についてコメントしている。
【了】