【写真:Getty Images】
ミランに所属するU-21ポルトガル代表FWラファエル・レオンは、古巣であるポルトガルのスポルティングCPとの契約を一方的に解除したとして、同クラブに1650万ユーロ(約19億6000万円)の賠償金を支払うことを命じられた。スポルティングが発表を行っている。
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スポルティングでは2018年5月に、過激なサポーターグループが選手やスタッフらを襲撃する事件が発生。レオンを含めて9人の選手がこの事件を理由としてクラブとの契約を解除し、他クラブへ移籍することになった。
スポルティングはレオンの契約解除が一方的なものだったとして同選手に4500万ユーロ(約53億円)の損害賠償を請求。先月には国際サッカー連盟(FIFA)がスポルティング側の主張を認めない裁定を下したが、クラブは不服としてポルトガルのスポーツ仲裁裁判所(TAS)へ上訴を行っていた。
スポーツ仲裁裁判所はFIFAの決定を覆し、スポルティング側の主張を一部認める形で1650万ユーロの支払いをレオンに命じた。一方、スポルティングから精神的苦痛を受けたとしてレオン側が10万ユーロ(約1190万円)の賠償金を求めていた件については、減額して4万ユーロ(約474万円)の支払いをスポルティングに命じている。
レオンは2018年にスポルティングを退団したあとフランスのリールに加入。昨年夏に5年契約でミランに加入し、セリエAではこれまでに21試合に出場して2得点を記録している。
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