【写真:Getty Images】
イタリアサッカー選手協会(AIC)のダミアーノ・トンマージ会長は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止されているセリエAの再開はポジティブに予想するとしても5月末以降だという見通しを示した。イタリア『Rai2』の番組で語ったコメントを伊紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
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ウイルス発生源の中国に次いで感染の被害が大きく、現在でも感染者や死亡者の急増が続いているイタリア。セリエAは現時点で4月3日までの全試合中止が決定されており、その後の再開を目指している。
だがトンマージ会長は、現実的にはリーグ再開はさらに遅れることになると考えているようだ。「F1ではすでに5月のグランプリも分からないという扱いなのに、我々(サッカー界)はまだ4月5日からプレーするという話をしている。明らかに不可能だ」と主張した。
「5月末か、もしかしたら6月にピッチに戻ることができればと期待している。全てがうまくいって、全員が義務を果たして家から出ないようにすれば可能だろう」と同会長は続けた。もともとの日程では5月24日にセリエA最終節が予定されていたが、それ以降になってようやく再開できる可能性があるとの予測だ。
セリエAの各クラブは、たとえ日程が7月にまで及ぶとしても全試合を消化したいという意向だとも報じられている。そのためには、6月から7月にかけて開催が予定されるEURO2020が延期されることが前提となる。
「今年のEUROは12ヶ国で開催されるが、6月に全ての国で開催可能な条件が整うとは考えにくい」とトンマージ会長。延期されている各国リーグの日程のためにもEUROを延期することを欧州サッカー連盟(UEFA)に要請している。
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