【写真:Getty Images】
ユベントスに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが自身の所有するホテルを新型コロナウイルス対策のため病院としての利用に無償提供することを決めたという話は、“フェイクニュース”だったという見方が強まっているようだ。
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スペイン紙『マルカ』は15日付で、C・ロナウドの友人であるとされる人物のSNSを情報源として、同選手がポルトガル国内に持つホテルの無償提供を決めたと報道。医師とスタッフの報酬を負担するという話も含めて世界各国のメディアでも伝えられ、C・ロナウドのチャリティー精神への称賛が集まっていた。
だがホテルのひとつの所在地でもあるC・ロナウドの故郷マデイラの地元紙ジョルナル・マデイラはこの話が事実ではないと主張。「このニュースは虚偽であることが分かり、すでに否定された」と伝えている。
伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』も、ホテルの提供は「フェイクニュース」だと伝えた。同紙によればC・ロナウド周辺の関係者が「全くの嘘」だと否定したとのことだ。ポルトガルではまだウイルスがそれほど拡大してはおらず、特にC・ロナウド自身も滞在中のマデイラ島では1件の感染者も確認されていないことも指摘している。
いずれにしてもC・ロナウドは、自身のSNSを通して犠牲者への追悼や医療関係者へのサポートの思いを綴った声明を出している。具体的な形での支援行動も近日中に表明されるのではないかとの見通しを伊紙は伝えている。
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