【写真:Getty Images】
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、4月3日までの開催中止が決定されたセリエA。イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長は、今季の試合日程が全て消化できなくなる可能性もあるとして、その場合の対応案に言及している。
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欧州で最もコロナウイルス感染拡大の被害を受けているイタリアでは、国内の全てのスポーツイベントを無観客で開催することが決定されていた。だがその後のさらなる事態悪化を受け、4月3日までは全てのイベントを中止することが政府により9日までに決定された。
グラヴィーナ会長は延期されたセリエAの試合開催について、5月24日に最終節が予定されていた日程を1週間伸ばして「5月31日までの全ての利用可能日を用いる」ことをリーグに提案。だが今後もウイルス拡大の事態が収束しなければ全日程の消化が不可能となる可能性にも言及しつつ、3月23日に開かれる総会でその対応を議論する予定だとしている。
全日程を消化できずにリーグを終了する場合の対応法としては3つの可能性が提示された。イタリア王者のタイトルをどのチームにも与えないこと、リーグ中断時点での成績を最終順位として扱うこと、リーグタイトルやセリエA残留を懸けたプレーオフを開催することの3通りだ。
セリエAの優勝チームが無しということになれば、八百長事件でユベントスのタイトルが剥奪された2004/05シーズン以来となる。未曾有の異常事態はどのような結末を迎えるのだろうか。
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