【写真:Getty Images】
スペインサッカー協会会長選への出馬を表明した38歳の元スペイン代表GKイケル・カシージャスが、税金詐欺やマネーロンダリング事件の捜査の一環としてポルトガル当局から家宅捜索を受けた。4日に英紙『スカイスポーツ』が報じている。
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同紙によると、2015年以降の移籍に関する税金詐欺やマネーロンダリング事件を捜査する目的でポルトガル当局がサッカークラブ、選手、代理人、弁護士など76箇所を訪問したという。
カシージャス自身が事件に関わったわけではなく、あくまでも捜査の一環だ。カシージャスは「透明性は私の原則の1つ」と語り、ポルトガル当局に全面協力する姿勢を見せている。
カシージャスはレアル・マドリードの下部組織で育ち1999年にトップチームへ昇格。1999/00シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)で12試合に出場し優勝に貢献している。その後もリーガ・エスパニョーラやコパ・デル・レイなど、様々なタイトルをチームにもたらした。スペイン代表としても活躍し、これまでに通算167試合に出場。2002年、2006年、2010年、2014年の4度にわたってワールドカップに出場。そのうちの2010年ワールドカップで優勝を経験した。
2015年7月にポルトへ移籍すると、ここでも正守護神として活躍する。だが、2019年5月の練習中に心臓発作を起こし、病院へ搬送されて以降はプレーしていなかった。そして、スペインサッカー協会会長選への出馬を表明すると共に現役引退している。
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