【写真:Getty Images】
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により試合の開催予定が二転三転し、大きな混乱に陥っているイタリアサッカー界。少なくとも3月中は無観客試合の形で日程を消化していくことが有力視されている。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが伝えた。
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欧州で最も新型コロナウイルス感染の被害が大きくなっているイタリアでは、これまでにセリエA第25節の4試合と第26節の6試合、コッパ・イタリア準決勝の2試合などが延期となった。無観客試合としての開催が一旦決定されたあと、一転して延期が決まるなど混乱が相次いでいる。
だが4日午前に行われたイタリア政府の会合の結果、今後の試合は延期ではなく無観客試合として進めていくことで方針がある程度固まったようだ。「その形の対応へ向かっている」とスポーツ相のヴィンチェンツォ・スパダフォーラ氏はコメントしている。
『コッリエレ・デッロ・スポルト』紙は、「ほぼ間違いなく3月30日まで」は無観客での試合が行われることになると述べている。セリエAは第27節、第28節、第29節がその期間内に含まれる。
だが今週末には第27節ではなく、現時点では5月13日に延期されている第26節の6試合が開催されることになるかもしれない。特に注目が集まる大一番のユベントス対インテル戦は、8日日曜日に開催されるのではないかとの見通しを『ガゼッタ』は伝えている。
感染拡大地域で観客を入れてのスポーツイベント開催を禁じた政府令の期限が8日日曜日までとなっていたため、ユベントス対インテル戦を含む数試合はその後の9日月曜日に開催される可能性が見込まれていた。だが、いずれにしても無観客試合となるのであれば9日以降まで待つ意味もなくなるため、全試合を土曜または日曜に開催するのではないかとみられている。
【了】