【写真:Getty Images】
タイ代表を率いる西野朗監督は、感染が拡大している新型コロナウイルスの影響により、Jリーグでプレーするタイ代表選手を来月行われる2022年カタールワールドカップ・アジア2次予選の試合に招集できるかどうかを不安視している。タイ『バンコク・ポスト』が29日に伝えた。
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タイ保健省は今月23日、中国や日本を含めて新型コロナウイルスの感染が拡大している地域からタイに入国する旅行者に対し、14日間の自己観察を行い責任を持って行動するよう協力を要請した。人混みには行かないこと、公共交通機関の利用を避けることなどが呼びかけられている。
タイ代表は3月26日にワールドカップ予選のインドネシア戦、30日にはキュラソー島代表との国際親善試合を予定している。Jリーグクラブ所属の選手たちが日本から帰国して代表チームに合流した場合、上記の要請に厳密に従うとすれば活動に支障をきたす可能性がある。
「いまや世界的な問題になっており、これから何が起こるか確かなことは分からない。来月2試合を予定しているが、Jリーグの選手たちを代表チームのキャンプに呼んだとすれば、政府の方針により14日隔離されることになる」と西野監督はコメント。「ウイルス拡大の状況が改善することを願うしかない」と事態の収束を祈った。
現在Jリーグのクラブに所属するタイ代表選手は4人。横浜F・マリノスにDFテーラトン・ブンマタン、清水エスパルスにFWティーラシン・デーンダー、北海道コンサドーレ札幌にMFチャナティップ・ソングラシンとGKカウィン・タンマサッチャーナンが在籍している。