【写真:Getty Images】
今季はベルギーのアンデルレヒトでプレーしている元フランス代表のMFサミル・ナスリ。ドーピング違反や暴言など、様々な問題も引き起こしてきたお騒がせ男ではあるが、ピッチ上で見せてきた輝きは本物だった。
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母国フランスのマルセイユで主力として活躍したナスリは、21歳だった2008年夏にアーセナルへと移籍。アーセン・ヴェンゲル監督のチームでも力を発揮し、特に3年目の2010/11シーズンにはエースのFWロビン・ファン・ペルシに次ぐチーム2位の得点数を記録している。
2010年12月に行われたフラム戦で挙げたゴールもナスリの能力をの高さを存分に示すものだった。敵陣内で自ら起点となったナスリは、アンドレイ・アルシャビンにボールを預けたあとゴール前へ。ファン・ペルシがシュートを放つ見せかけて短く出した横パスを受けると、絶妙なボディーバランスで守備陣をスルスルと突破し、GKまで抜き去る。ボールが外に流れて難しい体勢となったが、角度のない位置で体を回転させながら確実にゴールマウスを捉えた。
このシーズンを終えたあと、ナスリはマンチェスター・シティへと移籍。クラブにとって44年ぶりとなるリーグ制覇を含め、2度のプレミアリーグ優勝などに貢献する実績を残した。