【写真:Getty Images】
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、1月に同クラブに加入した南野拓実の現状や、今後の活躍に向けて必要とされる改善点などを語った。地元紙『リバプール・エコー』が21日付で同監督のコメントを伝えている。
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オーストリアのザルツブルクからリバプールに加入した南野は、好調な戦いを続けているチームの中でポジション争いに苦戦し、ここまで公式戦4試合の出場のみ。プレミアリーグでは2回の交代出場にとどまっており、先週末のノリッジ・シティ戦はベンチ外となった。
一方、同じザルツブルクでの活躍によりボルシア・ドルトムントへ移籍したノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは記録的なペースでゴールを量産してセンセーションを巻き起こしている。両者の明暗を比較する声も上がっているようだ。
だがクロップ監督は「状況は比較できるものではない」とコメント。「ハーランドにとってドルトムントは完璧な選択だった。タキ(南野)も完璧な選択をした」と、移籍先の選択は両者にとって理想的だったと主張した。
「タキのここでの状況は全く異なっているが、それが普通だ。今の我々には何の問題もなく、特に攻撃のポジションには本当に(南野を起用する余地が)どこにもない。だがバリエーションが必要だ」とクロップ監督は南野の現状について語っている。
その状況を変えるために必要なことがあるとすれば、南野が“自分のプレー”を出すことだという。「ボールに対するプレーはトップクラスだ。だが何かを要求すると、彼は我々の望んでいるプレーをやろうとする。自分が自然にやれるプレーをしてほしい」と指揮官は述べ、そのためには時間が必要とも付け加えている。
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