【写真:Getty Images】
元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏は、より円滑な試合運営のためオフサイドルールの改正やVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)運用法の改善が必要だと訴えている。英『BBC』など複数メディアが伝えた。
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ビデオ映像を用いて主審の判定を助けるVARは過去数年で世界各国のリーグや大会に導入されてきた。だが微妙なオフサイドの場面などに関しては、VARが用いられた上でも、その判定の正しさが議論の対象となることも少なくない。
現行のルールでは選手の頭、胴体、足が一部でも最後のDFより相手ゴール側に出ていればオフサイドポジションとなる。だがヴェンゲル氏は、「ゴールを決められる体の部分(頭、胴体、足)のどこかが最後のDFと並んでいれば、他の部分が出ていてもオフサイドにならない」という案を提示している。
攻撃側にとって条件緩和となるこの案により、数センチや数ミリ単位のオフサイドをめぐる問題を解消できるとヴェンゲル氏は期待している。「鼻の一部がオフサイドだったなどと言わなくて済む」とも語った。
またヴェンゲル氏は、VARを運用する上で「専門家が十分にいない。そこを早急に改善する必要がある」と指摘。経験豊富な元審判や元選手らの力も借りるべきだと提案している。
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