【写真:Getty Images】
トルコ1部のガラタサライで登録メンバー外となった日本代表DF長友佑都は、今後の半年分の給料に相当する100万ユーロ(約1億2100万円)を受け取らないことをクラブに伝えたという。『ヒュリイェット』などトルコ複数メディアが5日に伝えた。
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長友は冬の移籍市場でのガラタサライ退団が確実視され、イタリアのボローニャへの移籍が合意したとも報じられていたが、移籍市場が閉じる1月末までに新たなクラブは決まらず。所属する外国人選手が規定の登録人数を上回っていたガラタサライは、シーズン後半戦の登録メンバーから長友を外すことを決定した。
ガラタサライとの契約を今季終了まで残している長友は、公式戦に出場できなくとも給料を受け取る権利はあるが、100万ユーロの報酬を放棄する意志をクラブに伝えたという。トルコメディアでは「驚きの決断」「誰もが驚く行動」と報じている。
「これからガラタサライのユニフォームを着ることができないのは残念だが、プロ生活はこういうもの。練習に参加するだけで、受け取る資格のないお金を受け取ろうとは思わない」と長友はクラブに申し出たとのことだ。
ガラタサライでこれまで2年間プレーしてきた長友はクラブへの感謝の思いを表し、自身にとって「もうひとつの家のようなもの」だとした上で、「心配はいらない、すぐにクラブを見つけてできるだけ早く出て行く」との見通しを示したとされている。
すでに冬の移籍市場が閉じた欧州の他クラブへ移籍することは不可能だが、長友はJリーグに復帰する可能性も噂されている。「長友は日本でクラブを探しており、FC東京と接触している。おそらくこのクラブとサインするだろう」とトルコ紙は古巣復帰を予想している。
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