【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイルは、冬の移籍市場最終日となる31日に古巣トッテナムへ移籍する可能性が高まったとも報じられたが、マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は同選手の放出を否定している。スペイン紙『アス』などが伝えた。
負傷による離脱やパフォーマンス低下などもあり、マドリーで安定した出場機会を得られていないベイル。今季のリーガエスパニョーラでは21節までを終えて12試合出場にとどまり、先発は9回しかない。得点は第3節のビジャレアル戦で挙げた2ゴールのみだ。
近年は移籍の噂が絶えない状況が続いており、古巣のトッテナムもたびたび移籍先候補に挙げられるクラブのひとつ。英紙『タイムズ』は、契約の細部に関して合意には至っていないものの、トッテナムがベイルの獲得に向けて大きく前進したと報じた。移籍市場最終日である31日中に契約を交わすことに自信を強めているという。
だがこの報道を受けて31日の会見でベイルの去就について質問を受けたジダン監督は、今回の移籍市場での放出を否定。「ベイルは我々と共にいる。私は彼を頼りにするつもりだ。その(移籍の)可能性は考えていない」と語った。
土曜日に行われるアトレティコ・マドリーとのダービーマッチにベイルが出場するかどうかについては、「誰がプレーするのかを言うつもりはない」と明言せず。だが「全員が準備しておくべきだ」と述べ、ベイルもチームの一員であることを強調している。
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