カカ【写真:Getty Images】
ズラタン・イブラヒモビッチの加入で一気に調子を上げているミラン。一人のスターの登場でチームががらりと変わることは、決して珍しいことではない。
2000年代、ミランに栄光をもたらした選手といえば、ブラジル人のカカを挙げるファンは少なくないはずだ。2003年にサンパウロからやってきた若者は、いきなりレギュラーポジションをつかむと、あっという間にチームの中心選手となった。
UEFA公式ツイッターは、カカがチャンピオンズリーグで決めたスーパーゴールを動画で紹介した。
2007年4月24日、オールド・トラフォードで行われたチャンピオンズリーグの準決勝ファーストレグ。敵地でマンチェスター・ユナイテッドに押し込まれたミランだが、カカが一瞬で仕事を遂行する。
この試合ですでに1ゴールを決めていたカカは前半終了間際、GKジーダからのロングフィードを受けると、わずか3タッチで3人のDFをかわし、4タッチ目でゴール。一人でオールド・トラフォードを静まりかえらせた。
後半に逆転を許したミランだが、セカンドレグで3-0と完勝すると、決勝ではリバプールを撃破。ミランはビッグイヤーを掲げる最高のシーズンとなっている。