ザンクト・パウリの宮市亮【写真:Getty Images】
ドイツ2部のザンクト・パウリに所属するFW宮市亮は、日本代表への復帰を目標に掲げている。独紙『ビルト』が17日付で同選手のコメントを伝えた。
宮市はアーセナルからのレンタルでボルトンに所属していた2012年に19歳で日本代表にデビューし、2試合に出場。日本の未来を担う選手の一人となることが期待されていたが、その後は度重なる負傷に苦しむキャリアを歩み、日本代表でプレーするチャンスも訪れなかった。
だが2015年から所属するザンクト・パウリで、ついに安定してプレーを継続できるコンディションを取り戻している。2017/18シーズンは負傷で棒に振ったが、昨季は自己最多のリーグ戦25試合に出場。今季はブンデスリーガ2部開幕からの10試合連続フル出場も含め、ここまでザンクト・パウリのフィールドプレーヤーで唯一のリーグ戦全試合出場を果たしている。
16日に行われた練習試合でも宮市は1得点2アシストと活躍。今月末から再開されるリーグ戦に向けて順調な調整ができているようだ。
その先には、日本代表への復帰も見据えている。「代表チームでプレーできればすごく嬉しいことだと思います。(代表)監督の決めることですが、夢が現実になってほしいですね」と宮市はコメント。現在は代表チームからの直接の連絡はないものの、アシスタントコーチの一人とのメール交換は行っているという。
だが今夏に開催される東京五輪に関しては「今は考えていません。とにかくザンクト・パウリに集中しています」と宮市。まずはクラブでできる限りのパフォーマンスを見せ続ける姿勢を示した。
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