マジョルカの久保建英【写真:Getty Images】
スペイン1部のマジョルカに所属する日本代表MF久保建英は、ラ・リーガ公式SNSアカウントで17日に公開されたインタビューの中で、スペイン移籍から現在までの経験や今後の見通しなどについて語った。
久保は昨年夏に18歳の誕生日を迎えたあと、FC東京からレアル・マドリーへ完全移籍。トップチームの一員としてプレシーズン期間を過ごしたあと、レンタルの形でマジョルカに移籍してリーガ1部を戦うことになった。
「ぜひスペインに来たいと思っていました。18歳でこんなにすぐにプロレベルでプレーできるのは幸運だったと思います」と久保。下部組織で過ごした古巣バルセロナへの復帰も予想されていたが、「(マドリーは)日本まで来て、僕に関してスポーツ面でどういうプロジェクトがあるかを話してくれました」とマドリーが獲得に向けて示した熱意を振り返った。
「成長を続けていけばマドリーでもっとチャンスが生まれてくると分かっています」と将来的にマドリーのトップチームでプレーすることに自信も示しつつ、「今は自分にできることを続けています。(マドリーのプレシーズンでは)将来に向けてプラスになるようなことを教えてもらえました」と話している。
マジョルカへのレンタルを選んだことについては、「最初はカスティージャ(レアル・マドリーB)に残るはずでしたが、プレシーズンを終えたあとリーガ1部のチームでプレーすることもできると考えました」と回想。マジョルカへの適応には「時間がかかった」としながらも、「チームメートやコーチ陣の助けもあって慣れてきています。いつも人生最高の試合をできるようにすることを要求されると分かっています」と現状について語った。
今後の目標としては、「大事なのはキャリアをどう終えるか。これだけ早くリーガでプレーする幸運に恵まれたので、できるだけ遠くまで行けるようにして、何も後悔のないようにしたいと思います」と久保。「チャンピオンズリーグ決勝やワールドカップ決勝のような試合を戦って勝ちたいと思います」と野心も示した。
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