アーセナル在籍時のヌワンコ・カヌ【写真:Getty Images】
アヤックスやアーセナルなどで活躍し、ナイジェリア代表の中心選手でもあったヌワンコ・カヌ。サッカー界におけるアフリカの台頭を象徴する存在の一人となった名選手だった。
1993年に日本で開催されたFIFA U-17世界選手権、1996年のアトランタ五輪の両大会で日本代表と対戦したこともあり、早い段階から日本のファンにとっても馴染み深い選手だった。クラブレベルでも、若手育成に関して世界トップレベルのクラブであるアヤックスで頭角を表し、1995年チャンピオンズリーグ優勝メンバーの一員にもなった。
アトランタ五輪直後に移籍したインテルでは心臓病による長期離脱を強いられたが、手術とリハビリを乗り越えて復活。1999年にはアーセナルへ移籍し、アーセン・ヴェンゲル監督の率いるチームで再びその力を見せ始めた。
そのカヌの加入が決定した1999年1月15日から21年が過ぎたことを記念し、アーセナルは公式ツイッターアカウントでゴール集を投稿。6年間の在籍期間で挙げた計43ゴールの中から、特に印象的な5点をピックアップしている。
197cmという長身を誇り、当然ながら高い身体能力も武器ではあったが、むしろ特徴的なのは独創的なアイディアとそれを実現するテクニック。クラブの選んだゴール集も、その創造性が存分に発揮された得点が中心となっている。