西野朗監督【写真:Getty Images】
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【タイ 1-1 イラク U-23アジア選手権・グループリーグA組第3節】
AFC U-23選手権(東京五輪アジア最終予選)グループリーグ・A組の最終節が現地時間14日に行われた。西野朗監督率いるU-23タイ代表は、U-23イラク代表と対戦し1-1の引き分けに終わっている。この結果、タイは同大会で初めてグループリーグを突破。U-23オーストラリア代表とともに決勝トーナメント進出を決めている。
西野監督は大胆にも先発7人を変更して試合に臨んだ。試合開始して6分、VARで得たPKをジャルンサックが決めてタイに先制点が入る。49分にイラクのモハメド・ガーセムに1点を返されるが、56分にFWスパチャイ・ジャディードとMFスパチョク・サラチャットを投入。83分にDFカマンを投入するなどして陣形を整え、相手に逆転されることなく1-1の引き分けに持ち込んだ。
同時刻に開催されたU-23オーストラリア代表対U-23バーレーン代表の試合も1-1の引き分けに終わりA組は前節から順位の変動はなかった。そのため、オーストラリアがA組を首位で通過し、タイが2位で決勝トーナメントに進むことになった。
タイ紙『サヤーム・ギーラー』は「興味深いことに、7人の選手を変更したにもかかわらず、西野監督率いるタイの選手はボールのプレー方法を本当に理解しており、ボールの正確さはすぐに伝わり、イラクはプレス力を失った」と分析。タイ紙『デイリーニュース』は「素晴らしい作品。西野監督は新鮮さを重視してメンバーを調整した」とコメントしている。
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