ベンフィカに所属する元鹿島アントラーズのFWカイオ・ルーカス【写真:Getty Images】
ポルトガル1部のベンフィカに所属するブラジル人FWカイオ・ルーカスが、わずか半年で欧州での挑戦を終えることになりそうだ。ポルトガル紙『レコード』が報じている。
UAE1部のアル・アインから昨夏ベンフィカへのステップアップを果たしたカイオだったが、ほとんど出場機会を得られず。現時点でリーグ戦は4試合出場1得点、チャンピオンズリーグ(CL)で3試合出場、国内カップ戦でも4試合と、合計11試合しかプレーできていない。
しかもリーグ戦は4試合の出場時間の合計が55分で、CLでも3試合で30分だった。つまりほとんど勝敗が決した試合終盤にしか出番を与えられなかったのである。
かつて鹿島アントラーズでもプレーした25歳は、先日父親になったばかりでポルトガルを離れることに難色を示し続けていたという。だが、UAE1部のアル・ワフダから1年半の期限付き移籍で獲得オファーが届き、ベンフィカもブルーノ・ラージ監督率いるチームで構想外になったカイオ放出の方向で動いている。
UAEでのレンタル期間を終えても、カイオには2023年夏までベンフィカとの契約が残されている。中東で輝きを取り戻し、さらに成長して欧州再挑戦のチャンスを掴み取りたいところだ。
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