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久々先発の柴崎岳、PK戦では失敗も及第点評価。「積極的に絡んでいた」

text by 編集部 photo by Getty Images

柴崎岳
デポルティボの柴崎岳【写真:Getty Images】

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)2回戦のウニオニスタス対デポルティボ戦が現地時間12日に行われ、1-1からPK戦8-7でウニオニスタスが勝利を収めた。デポルティボの日本代表MF柴崎岳は先発し、延長戦まで120分間フル出場している。

 シーズン前半の低調なプレーでポジションを失い、負傷の影響もあって欠場が続いていた柴崎だが、クラブの公式戦では10月以来となる先発出場。フェルナンド・バスケス新監督の就任後では初めてピッチに立った。

 だがデポルティボはスペイン3部で18位のウニオニスタスに対して苦戦を強いられる。63分に先制を許したあと82分には追いついたが、勝ち越すことができずPK戦へ。2人目のキッカーを務めた柴崎の失敗もあり、9人目までもつれ込んだ末に敗れる結果となった。

 それでも現地メディアでは、久々に長時間プレーする姿を見せた柴崎のパフォーマンスは好意的に評価されている。「柴崎岳はよくボールを触っていた。チームが大いに必要としていたことだった」と『エル・デスマルケ』は日本人MFのプレーに言及。クラブ専門メディア『リアソール.org』は、「前半に良かったのは柴崎の存在。非常に積極的にボールに絡み、立ち上がりからチームを指揮する姿勢をみせていた」と評している。

 地元紙『ラ・ボス・デ・ガリシア』では柴崎のプレーに10点満点で「6」と及第点をつけた。「エネルギーが尽きるまでは良い意図を示していた。うまく試合をコントロールし、(サシャ・)ヨバノビッチが決められなかったが素晴らしいパスを送った」と寸評を添えている。

 セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)で最下位に沈み、3部降格の危機に瀕しているデポルティボとしては、すぐに気持ちを切り替えてリーグ戦に集中する必要がある。復調の兆しをみせた柴崎への期待も高まることになりそうだ。

【了】

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