田中亜土夢と丸岡満【写真:Getty Images】
J1のセレッソ大阪は11日、同クラブに所属していたMF田中亜土夢およびMF丸岡満が契約満了によりクラブを退団することを発表した。
現在32歳の田中はアルビレックス新潟で主力としてプレーしたあと欧州へ渡り、フィンランドの強豪HJKで3年間プレー。リーグベストイレブンに選出され、国内2冠に貢献するなどの活躍をみせた。
2018年に帰国してC大阪に入団し、同年はリーグ戦6試合などに出場。2019シーズンはJ1での先発はなかったが交代出場のみで21試合に出場し、9月の浦和レッズ戦での決勝点など2得点を挙げた。ルヴァンカップおよび天皇杯では全試合に先発出場していた。
「セレッソ大阪での2年間はとてもいい経験をさせてもらいました。ファン、サポーターの皆さん、スポンサーの方々、フロントスタッフ、監督、コーチ、トレーナー、現場スタッフ、セレッソ大阪に関わる全ての皆さんに感謝しています」と田中はクラブ公式サイトを通して感謝の言葉を述べている。
24歳の丸岡はC大阪の下部組織から2014年にトップチーム昇格が内定したあと、ドイツのボルシア・ドルトムントへ期限付き移籍。香川真司も所属していたチームでブンデスリーガデビューを飾った。
帰国後のC大阪ではなかなか出場機会を得られず、2017シーズン後半はV・ファーレン長崎、2018シーズンはレノファ山口FC(いずれもJ2)に期限付き移籍。C大阪に復帰した昨季はJ3のセレッソ大阪U-23で21試合に出場したが、トップチームでの出場はなかった。
「本当にクラブには愛を持って育てて頂きました。このクラブを離れるのはとても寂しいですが、セレッソ大阪がこれから先、更に素晴らしいクラブになっていく事を心より願っています」と丸岡は、ユースも含め9年間在籍したクラブに別れを告げている。
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