ダビド・シルバのシュートはDFの横を抜け…【写真:Getty Images】
UEFA公式ツイッターが、元スペイン代表のMFダビド・シルバが2012年のEUROで決めたゴールを紹介した。
EURO2008で優勝したスペイン代表は、2010年のワールドカップも制し、優勝候補の本命としてEURO2012に出場。ダビド・シルバはグループステージ第2節のアイルランド戦でゴールを決めた。
スペイン代表が1点リードで折り返した49分、相手GKが弾いたボールをペナルティスポット付近で拾ったダビド・シルバは、この上なく冷静だった。シュートブロックに飛び込んできた相手DFは3人。シュートを急ぎたくなる場面でしっかり相手の動きを見てコースをつくると、左足のインサイドでやさしくゴールを狙った。すると、シュートとは思えない勢いのボールがコロコロとゴールへと吸い込まれていく。シュートは強さや正確さ以外に、タイミングでもゴールを奪えることを証明した。
アイルランドに4-0で大勝したスペイン代表は、結局この大会で優勝し、EURO2連覇を達成している。
現在34歳となったダビド・シルバは、今季いっぱいでマンチェスター・シティを退団する予定。デイビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めるインテル・マイアミや、日本のクラブも獲得に興味を示していることが報じられている。新天地がどこになったとしても、彼の技術をもってすればまだピッチ上で輝きを放ってくれるはずだ。