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柴崎岳、監督交代での“復活”に地元紙期待。「新生デポルティボに合う」

text by 編集部 photo by Mutsu Kawamori

柴崎岳
デポルティボの柴崎岳【写真:ムツ・カワモリ】

 スペイン2部のデポルティボに所属する日本代表MF柴崎岳は、これから“復活”を果たして本領を発揮することができるかもしれない。地元紙『ラ・オピニオン・ア・コルーニャ』などがシーズン後半戦に向けた期待を示している。

 今季加入したデポルティボで1部復帰に向けた主力選手となることが期待されていた柴崎だが、シーズン序盤戦はレギュラーとして起用されながらも低調なプレーが続いた。フアン・アントニオ・アンケラ監督が解任され、ルイス・セサル・サンペドロ監督が就任してからは出場機会を得ることもほとんどできなくなってしまった。

 チームも19試合連続白星無しと低迷が続き、ルイス・セサル監督も12月末に解任。今季3人目の指揮官となるフェルナンド・バスケス新監督の就任が発表された。

 柴崎は負傷の影響もあって12月後半の3試合はベンチ外となり、新年初戦となる5日のヌマンシア戦も欠場の見通し。だがまもなく練習復帰が見込まれており、新体制で復調をみせることが期待されている。

『オピニオン』紙は柴崎の前半戦について、「パフォーマンスは期待を大きく下回った」「輝いたのは開幕戦だけ」と記述。だが「選手の最高の力を引き出す専門家」であるバスケス監督の就任により新たな希望が生まれてくるとの見方を示し、「理論上はこの新生デポルにピッタリ合う」と述べている。

 デポルティボ専門メディア『リアソール.org』も同様に、柴崎が本来のパフォーマンスを取り戻せば「冬の補強になる」と期待。「2020年のスタートは日本人選手が彼の最高のレベルを発揮できるかどうかの決定的な時期になる」と見通しを示している。

 シーズン前半戦を終えてデポルティボは2部最下位に沈み、残留ラインとは7ポイント差。名門クラブの3部降格回避に向け、柴崎の復活がカギを握ることになるかもしれない。

【了】

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