フランクフルトの長谷部誠【写真:Getty Images】
ドイツ1部のフランクフルトに所属する長谷部誠は、クラブとの契約延長に近づいているようだ。独紙『ビルト』が27日に伝えた。
2014年にフランクフルトに加入した長谷部は、今季まで6シーズンにわたって主力メンバーとして活躍。特に昨季はリベロとして新境地を開拓してクラブの好成績に大きく貢献し、ブンデスリーガのベストイレブン候補やヨーロッパリーグ(EL)の優秀選手などにも選出された。
今季の前半戦もリーグ13試合、EL5試合などに先発フル出場。来年1月には36歳となる大ベテランだが、今季末までとなっている現在の契約をもう1年延長し、少なくとも2021年までプレーを続行することになると見込まれている。新たな契約の満了時には長谷部は37歳となる。
「フレディ・ボビッチやブルーノ・ヒュブナーとはもう話をしました」と長谷部は契約延長に向けたクラブ幹部との接触を認めつつ、「プレーを続けたいと思っています。今はすごく良い感触です」とコメント。新たな契約はウィンターブレイク中にも締結される可能性があるとみられている。
将来的には指導者の道へ進むことも視野に入れながらも、現時点で具体的な準備は考えていないようだ。「クラブとは話をしましたが、何もスタートはしていません。すごくエネルギーがいることですので」と長谷部は話し、プレーに集中する姿勢を示している。
今月には日本人選手初のブンデスリーガ300試合出場を達成するなど、欧州の第一線で長年にわたってプレーを続けている長谷部。その活躍はまだ終わることはなさそうだ。
【了】