ザンクト・パウリの宮市亮【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ2部第18節のザンクト・パウリ対アルミニア・ビーレフェルト戦が現地時間21日に行われ、ホームのザンクト・パウリが3-0で勝利を収めた。独紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』はこの試合でFW宮市亮が見せたパフォーマンスを絶賛している。
今季リーグ戦全試合出場中の宮市は、7試合連続となる先発でフル出場。ダメ押しの3点目をアシストするなどのプレーで、リーグ首位を走るビーレフェルト相手に快勝を収めたチームに貢献した。
地元紙はこの試合で活躍が目立った選手として宮市をピックアップ。「ザンクト・パウリの日本人が再び好調に」「自らのゴールがなくともザンクト・パウリでのベストゲームのひとつだった」と称えている。
「最初からストップ不可能だった。スプリントを繰り返し、危険な形でゴール前にボールを運んでいた」と宮市のプレーに言及。今季ブンデスリーガ2部の最速記録を保持する宮市のスピードを強調し、「ロケットマン」「ターボ」とも表現している。
宮市も自身とチームの戦いぶりに満足している様子。決定機を相手GKの好守に阻まれたことは「残念」としながらも、「少なくとも今シーズンの僕のベストパフォーマンスだったと思います」とコメントしている。
この試合には、いわてグルージャ盛岡でシーズンを終えた弟のFW宮市剛も初めて観戦に訪れていたとのことだ。「特別なモチベーションになった」「幸運をもたらした」と地元紙はその存在に触れている。
【了】