アーセナル新監督に就任したミケル・アルテタ氏【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティでアシスタントコーチを務めていたミケル・アルテタ氏がアーセナルの新監督に就任することを決めたのは、シティでジョゼップ・グアルディオラ監督の後継者となることを確約されなかったのが理由だったのかもしれない。英紙『ミラー』が21日付で伝えた。
ウナイ・エメリ前監督を解任し、フレドリック・ユングベリ氏が暫定監督としてチームを率いていたアーセナルは、19日にアルテタ新監督の就任を発表。現役時代にアーセナルでプレーし、キャプテンも務めた若手監督にチームの再建を託すことになった。
アルテタ氏は2016年から、シティのグアルディオラ監督の下でアシスタントコーチを務めていた。同氏を引き抜かれる形となったシティは、本人との交渉開始前に事前の連絡を受けていなかったこともあり、アーセナルに対して怒りを覚えているとの報道もある。
アルテタ氏は、グアルディオラ監督が今後シティを離れることになった場合、有力な後継者候補の一人だと言われてきた。だが英紙によれば、実際にはシティから将来の監督就任を保証されなかったことが、アーセナルからの誘いに応じる理由になったという。
シティはグアルディオラ監督の後継者候補として元オランダ代表のジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト氏をクラブに迎え入れたとも以前に報じられていた。アルテタ氏はこの動きを受け、シティに対して次期監督就任に関する保証を求めたが、クラブから確約を得ることはできなかったとされている。
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