現役時代のミケル・アルテタ【写真:Getty Images】
アーセナルはトップチームの新監督にミケル・アルテタ氏を任命したことを20日に発表した。現役時代にキャプテンも務めた男が3年半ぶりに古巣に復帰し、苦戦が続くチームの再建を託されている。
今季プレミアリーグで低調な戦いをみせていたアーセナルは先月29日にウナイ・エメリ監督を解任。フレドリック・ユングベリ氏が暫定監督としてチームを率いていたが、マンチェスター・シティでアシスタントコーチを務めていたアルテタ氏を引き抜く形で新監督として迎え入れた。
現役時代のアルテタ氏は2011年にエバートンからアーセナルに加入。当時のチームを率いていたアーセン・ヴェンゲル氏からの信頼は厚く、2014年には現ヴィッセル神戸のトーマス・フェルマーレンの後任としてキャプテンにも任命された。
基本的には守備寄りのMFとして、それほどゴールの多い選手ではなかったが、エリア手前からのミドルシュートやFKなどでいくつかの印象的なゴールを挙げたこともあった。アーセナル加入1年目のアストン・ビラ戦で決めたFK弾もそのひとつ。ゴールほぼ正面の遠目の位置から放たれたシュートは壁の上を越え、綺麗に宙を滑るような軌道を描いてゴール右隅へ突き刺さった。
22日には就任後の初戦で、自身のもうひとつの古巣でもあるエバートンと対戦するアルテタ新監督。指導者としてはこれからどのような手腕を見せていくのだろうか。