ボローニャの冨安健洋【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋は、移籍後2回目となるセンターバックに起用される可能性もあるかもしれない。現地メディアが見通しを伝えている。
これまで所属クラブでも日本代表でもセンターバックとしてプレーしてきた冨安だが、今季から加入したボローニャでは右サイドバックに起用。本職とは異なる役割ながらも不動のレギュラーポジションを確保し、ファンやメディアからも高い評価を得てきた。
負傷による一時離脱を強いられたあと、復帰戦となったパルマ戦では初のセンターバックとして出場。だがその後は再び右サイドバックとしてのプレーが続いている。前節のアタランタ戦では初のアシストも記録した。
そのアタランタ戦ではセンターバックのレギュラーであるブラジル人DFダニーロがレッドカードを受け、22日に行われるレッチェ戦には出場停止となる。イタリア『トゥットボローニャウェブ』は、その代役として冨安、あるいはステファノ・デンスビルのどちらかが中央に起用される見通しだと伝えている。デンスビルも本来センターバックの選手だが、左サイドバックのレギュラーとしてプレーしている。
ボローニャの元選手であるジュゼッペ・アナクレリオ氏は、日本人DFのセンター起用を支持している。地元メディア『ラジオ1909』に、「私なら冨安の右サイドを断念して中央に起用する。デンスビルは左、(イブラヒマ・)エムバイェが右だ」と同氏は語った。
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