リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、1月から加入することが決定した日本代表MF南野拓実への期待の言葉を口にしている。『ESPN』が同監督のコメントを伝えた。
オーストリア1部のザルツブルクに所属していた南野は、欧州王者リバプールへの完全移籍が19日に正式発表された。冬の移籍市場が開く1月1日付で加入し、クラブ初のアジア人選手となる。
クロップ監督は南野の加入によりシステムや戦い方を変えることはなく、現在のチームにそのまま組み込むことを考えているようだ。「形を変えるということはないが、“タキ”は間違いなく短期的にも長期的にも我々の助けになってくれる選手だ」と語った。
「彼は今でもすでに素晴らしい選手だ。ザルツブルクと対戦した時にも皆さん見ていただろう。だがさらに良くなることができるポテンシャルがある」と今後の成長にも期待する様子を見せている。
強力なメンバーを揃えるチームの中、ポジション争いは厳しいものとなることが予想される。「競争ではなく、単に様々な場面に様々なオプションがあるようにするということだ。タキがチームに加わるためのドアは大きく開いている」とクロップ監督は、相手や状況に応じて南野や他の選手たちを起用していく見通しを示している。
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