V・ファーレン長崎に加入するルアン【写真:Getty Images】
J2のV・ファーレン長崎は18日、ブラジル1部のアトレチコ・ミネイロに所属するブラジル人MFルアン・マドソン・ゲデオン・デ・パイバ(ルアン)が完全移籍で加入することが決定したとして発表を行った。
ルアンは1990年8月11日生まれの29歳。サンパウロ州2部のアトレチコ・ソロカーバでキャリアをスタートさせたあと、2012年にポンチ・プレッタに加入してブラジル全国選手権1部にデビューした。
その翌年にはアトレチコ・ミネイロに移籍し、2019シーズンまで7年間在籍。ポンチ・プレッタ所属時も含めて8年間でブラジル1部リーグ通算188試合に出場し26得点を記録している。2013年にはアトレチコ・ミネイロのコパ・リベルタドーレス優勝にも貢献し、FIFAクラブワールドカップにも出場。アジア王者の広州恒大(中国)と対戦した3位決定戦では終了間際に決勝ゴールを挙げた。
来季の目標となるJ1復帰に向けて「すべての経験を生かして、長崎のために全力で戦います」とルアンはコメント。さらに「J1昇格、J1優勝、アジア、そして世界へ。長崎から世界に打って出るというクラブの目標とともに、V・ファーレン長崎は世界に平和を発信し続けるクラブということに共感して、僕は長崎のメンバーになります」と続けている。
J1初昇格となった2018シーズンを最下位で終えてJ2に降格した長崎は、2019シーズンを12位で終え昇格を逃した。来季は再びJ1復帰へ挑戦するシーズンとなる。
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