ミケル・アルテタ氏【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティは、トップチームのアシスタントコーチを務めるミケル・アルテタ氏がアーセナルの監督に就任する場合、“引き抜き”に対して多額の賠償金を請求する見通しだという。英紙『ミラー』が16日に伝えた。
成績不振によりウナイ・エメリ前監督を解任し、アシスタントコーチだったフレドリック・ユングベリ氏が暫定監督としてチームを率いているアーセナル。だがチームの状態は依然として改善されず、チーム内外から正式監督の早期決定を求める声が上がっていた。
新監督候補としては様々な名前が噂されていたが、ここに来てアルテタ氏に候補を絞ったと報じられている。アーセナル幹部がアルテタ氏の自宅から出てくる場面を捉えたとされる写真も英国メディアに掲載され、就任決定は秒読み段階とみられている。
だがシティはアーセナルから正式な形でのオファーは受けておらず、水面下での動きに不満も募らせているという。アルテタ氏のアーセナル監督就任が決まった場合は「7桁」、つまり100万ポンド(約1億4500万円)以上の賠償金を請求する可能性があるとされている。
現役時代にアーセナルでプレーしていたアルテタ氏は、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督のもとで指導者として経験を積み、同監督の後継者候補でもあると言われてきた。アルテタ氏がシティを去る場合、グアルディオラ監督は元アシスタントのドメネク・トレント氏を呼び戻したい考えだとの見方も伝えられている。
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