新井章太【写真:Getty Images】
J2のジェフユナイテッド市原・千葉が13日、川崎フロンターレからGK新井章太を完全移籍で獲得したことを発表した。両クラブの公式サイトで発表されている。
新井は2012年に東京ヴェルディを退団。2013年にはトライアウトを経て川崎Fに加入となった。
長らくGKチョン・ソンリョンが正守護神として君臨し、新井は控えGKとしてチームを支えていた。だが、今季のJ1リーグ第26節のジュビロ磐田戦で先発出場。磐田戦からリーグ戦7試合連続で先発出場とレギュラーに定着した。すると、今年10月26日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ決勝で2本連続でPKを止めるなど川崎Fの初優勝に貢献し、最優秀選手(MVP)を受賞した。
新井は千葉のクラブ公式サイトで「ジェフという伝統あるクラブに移籍できることになり本当に嬉しく思います。今、チームは変わろうとしていると思います。その一員として元々いたジェフの居場所に戻ろうと強い覚悟を持って移籍します。巻さんがいた頃のようなスピリットを僕がチームに伝えていけたらと思っています。みなさんのいる場所はここじゃありません。必ずJ1に昇格しましょう」とコメント。
また、川崎Fの公式サイトで新井は「フロンターレではリーグ初優勝も経験でき、リーグ連覇やルヴァンカップ初優勝、そしてMVPと素晴らしい経験をさせていただきました。だけど僕の中で一番嬉しかったことはずっと変わりません。川崎フロンターレに入れたことです。僕をあの時、拾ってくれてここまで育ててくれたこのチームを自ら離れるなんて思ってもいませんでした。だけど何もない状態の僕にここまで自信を持たせてくれたからこそ、今回新しいチャレンジができると思っています」とコメントしている。
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