デポルティボの柴崎岳【写真:ムツ・カワモリ】
スペイン2部のデポルティボに所属する日本代表MF柴崎岳は、クラブで6試合ぶりとなる出場機会を得られる可能性もあるかもしれない。地元紙『ラ・オピニオン・ア・コルーニャ』が見通しを示している。
今季加入したデポルティボで開幕当初はレギュラーとして出場していた柴崎だが、チームを好成績に導くことはできず。成績不振により監督が交代して以降は、10月20日のマラガ戦に起用されたのを最後に、5試合連続で欠場が続いている(うち1試合は日本代表招集による欠場)。
チームも開幕戦以来16試合白星無しと低迷が続く中、『オピニオン』紙は「中盤でボールを持ってチームの手綱を取る存在」が欠けていると分析。柴崎はそのために補強された選手であり、「全ての創造的なプレーの軸となるべき」選手だが、ここまではその期待に応えることができていないと述べている。
だが他の選手らも結果を出せていない状況であり、「ガクは(低迷の)最大の責任者でもなければ唯一の責任者でもない」と擁護。その上で、今週末の12月1日に行われるルーゴ戦では先発に復帰する可能性もあると予想している。
柴崎は「(日本)代表でのようにリーダーとなるべき」であり、「後ろの選手にとってはボールの受け手に、前線の選手にとってはゴールを決められる状況を生み出すようなパスの出し手に」なることが求められると地元紙は期待を示している。3部降格の危機に瀕する名門クラブを救う存在となることができるだろうか。
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