CSKA時代の本田圭佑とレオニド・スルツキ監督【写真:Getty Images】
オランダ1部フィテッセの本田圭佑は、恩師を救えなかったことを嘆いている。29日に行われたヘーレンフェーン戦のあと、報道陣にコメントを残した。
フィテッセはこの日、敵地でヘーレンフェーンと対戦して2-3で敗れた。これでリーグ戦5連敗となったフィテッセは、試合後にレオニド・スルツキ監督が辞任を表明している。
スルツキ監督は本田にとって、CSKAモスクワ時代の恩師。フリーとなっていた本田に声をかけて自身が率いるフィテッセに引き入れた指揮官だ。
スルツキ監督は本田を信頼。加入後2試合続けて先発で起用し、ヘーレンフェーン戦はフル出場した。ただ、チームの不振を受けて、試合終了後に辞任を決断している。
本田によると、辞任の発表は監督本人からあったとのこと。本田は「これが現実なのでしっかり受けとめて」と語り、突然の出来事に衝撃を受けた様子だ。ただ、「個人的には、今日負けたらあり得るなと思って挑んだ」と本田。「負ける場合に辞めることは予期していないことなので、そういった意味でも責任というか、彼がいたらから(フィテッセに)来たという意味では、状況を救ってあげるために来たので非常に残念に感じている」と話した。
(取材:本田千尋【ヘーレンフェーン】、文・構成:編集部)
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