パルチザンの浅野拓磨【写真:Getty Images】
ヨーロッパリーグ(EL)グループリーグL組第5節のAZ対パルチザン戦が現地時間28日に行われ、2-2のドローに終わった。パルチザンのFW浅野拓磨は先発フル出場で1得点を記録。AZのDF菅原由勢は60分からの交代で出場している。
グループLは首位マンチェスター・ユナイテッドが2試合を残してすでに決勝トーナメント進出を決め、AZとパルチザンが2位通過を争う状況。AZを4ポイント差で追うパルチザンが最終節に望みを繋ぐためには勝利が必須だった。
前半16分には浅野が持ち味のスピードを活かしたプレーでパルチザンに先制点をもたらす。MFビブラス・ナトホからの浮き球スルーパスを受けてディフェンスラインの裏を取ると、ワントラップから右足アウトで流し込んで“ジャガーポーズ”を披露した。
さらに27分、AZ守備陣のミスからボールを奪ったパルチザンはMFセイドゥバ・スマーが追加点。2点リードで前半を折り返したあと、83分にはAZのFWミロン・ボアドゥが退場となったこともあり、パルチザンの勝利は濃厚になったかに見えた。
だがAZは88分、最終ラインからのロングボールにバックヘッドで合わせたFWフェルディ・ドライフのゴールで1点を返す。さらにアディショナルタイムの92分、右からのクロスに再びドライフが合わせてボレーを突き刺し、劇的な追い上げで2-2のドローに持ち込んだ。
勝ち点を9に伸ばしたAZは決勝トーナメント進出が確定し、最終節のマンチェスター・ユナイテッド戦で首位通過を争う。パルチザンはグループリーグでの敗退が決まった。
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